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今更だけどカレーのジャガイモ煮崩れ防止、一番はこの方法だった

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カレーのジャガイモは「煮崩れなしで食べたい」という方のために、ジャガイモが煮崩れしない方法を調べてみました。
手間をかけずに煮崩れない方法とジャガイモもルーもおいしく食べられる方法とは?

やってみてわかった結果をシェアします。

カレーのジャガイモが煮崩れるのが嫌なヒトの理由は「ジャガイモが好きだから、大きいまま食べたい!」
「煮溶けたジャガイモのせいで、ルーがザラザラ食感になるのがイヤ」もしくは、その両方でしょうか?

keityはルーがザラザラ食感になるのがイヤです、カレー大好きなのにテンション下がる。

というわけで今更ながら、ジャガイモが煮崩れない方法をいろいろ調べてみると続々でてきました。

 

ジャガイモが煮崩れていないカレー

ジャガイモが煮崩れない11の方法、メリットとデメリットとは

まず、基本は粘質で煮崩れにしくい「メークイン」を使うこと

①面取りする。
 確実に煮崩れ防止になります。
 デメリットは面倒なこと。面取りして残った部分はもったいないので味噌汁に入れるなどして利用。
 ルーがざらついてもOKな方は、一緒に煮ちゃってください。

②水にさらす。
 表面のでんぷん質を取るためですが、水から煮はじめるときは必要ない気がします。

③水から煮はじめる。
 ジャガイモの表面と内部の温度差を少なくして、中まで早く火が通るようにするため。
 暑いお風呂より、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったほうが体が芯まであったまるのと同じこと??

④沸騰した湯に入れて火を止め20分~30分そのままにしてから煮る。
 カレー作るのにそこまでする時間ないかな?時間がかかりすぎ。

⑤レンジで加熱して冷ます。
 ジャガイモがぎゅっと締まるので確かに煮崩れしなくなります。

⑥油で炒めてから鍋に入れる。
 先に表面が固まることで煮崩れ防止になる、さらに炒めることで旨みもアップ。

⑦保温鍋を使う。
 やってみたことある、確かに崩れないがコトコト煮たのと比べると旨みに欠けるのがデメリット。

⑧油で素揚げしてから入れる。

⑨別鍋で煮る。

⑩沸騰しないくらいの弱火でゆっくり煮る。
 ゆっくり火をとおすことで、表面と中の温度差ができにくいのと、ジャガイモがゴロゴロ動かないから煮崩れしにくい。デメリットは時間がかかること。

⑪60~70℃ぐらいで10分ほど煮てから火を強める。
 これはNHKのためしてガッテンで紹介されていたそうですが、カレーのように小さい場合はそこまでしなくてもよさそう。

油で素揚げまでくると、もうトッピングにすれば?と言っちゃいそう、ホントいろいろな方法がありますね~。

トータルで一番楽な方法は?

手間をかけず、一番楽なのは「⑤レンジで加熱して冷ます」。

ジャガイモをレンジで加熱

 方法は一口大に切って、ラップで包んでレンジで加熱するだけ(大きめ1個だと2~2分30秒くらい)。
ジャガイモ同士がくっつかないように、サッと洗ってから包みます。

角が崩れることなく、中まで柔らかくなっています。
今回は表面を触ってみたらしっかり固かったので、すぐにルーを溶かした鍋に投入。
もし角が柔らかかったら、冷えるまで待ったほうが煮崩れしません。

ジャガイモレンジ加熱後
味がなじむように混ぜつつ煮込むこと5分、ジャガイモの角はしっかりして煮崩れる気配はなし。

お昼に仕込んで夜食べるために再加熱、やはりジャガイモはしっかり形を保ったまま、煮崩れなしで成功!

煮崩れず煮込み完了
でもね、レンジ加熱したジャガイモは独特の固さで、本来のホクホク感から少し遠ざかってるのが残念。

時短にもなるし煮崩れないけれど、ジャガイモにも玉ねぎや肉類の旨みが入るという「煮込みのおいしさ」を考えると、レンジはイマイチ。

少しの手間で煮崩れず、おいしくなる方法

煮崩れず、おいしさを重視するなら「⑦油で炒めて→③水から煮はじめる。」です。
さらに、「①面取りする」を加えた合わせ技がベスト!

では、Keity家の作り方をまじえて、この方法でジャガイモがどれくらい煮崩れないかを検証しま~す。

まずは、一口大に切って、角を面取りします。

じゃがいも面取り

ジャガイモだけを炒めるのは効率が悪いので、玉ねぎを炒めて茶色になってきたところで投入。

ジャガイモと玉ねぎを炒める

表面が少し透明になってきたら、水を加えて柔らかくなるまで煮ていきます。
(人参は水を加える時に加えても、ジャガイモや玉ねぎと一緒に炒めてもOKです)

 

肉は別のフライパンで炒めて、フライパンに残った焦げ目は旨みになるので水を入れてこそげ取り、煮汁に加える。
この方法が肉もおいしく、ルーにコクが出ると思います。

煮込み完了煮崩れなし、じゃがいももほっこりしておいしい!

煮崩れなし

二日目のカレー、角は少し丸くなっているものの煮崩れなし!

二日目、煮崩れなし

ジャガイモが煮崩れない方法は、身近なところに書いてあった!

いろいろ調べてみましたが、カレーのパッケージに煮崩れない作り方が単純明快に書いてあった、灯台元暗し!?

カレールーパッケージ

写真はSB、ハウスでもほぼ同じ。

厚手のなべにサラダ油を熱し、一口大に切った肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじんを炒める。
水を加えて沸騰したらあくを取り、弱火~中火で約15分煮込む。


あれれ?煮崩れに悩みつつ?いつの間にみんな自分流の作り方をするようになったんでしょう?

コクを求めて、たまねぎをあめ色に炒めるようになったり、
肉によっては煮込み時間が長くなったりしてるうちに、
「じゃがいもを炒める」工程をやらなくなっちゃったのでしょうか~

「一周まわって、答えはここかい?!」

煮崩れ、最終はじゃがいもの個性

煮ているうちに、まわりからホロホロと崩れていくようなじゃがいもってありますよね。
煮崩れしにくいメークインを使いベストな方法で調理しても、絶対にジャガイモが煮崩れないかというと最後は運。

その理由はジャガイモに含まれるでんぷん量の違い、でんぷんが多いジャガイモは煮崩れしやすいのだそうです。

じゃ、どうやって見分けるかと言うと、塩水に浸けてみること。
浮くジャガイモと沈むジャガイモの差で、浮くジャガイモはデンプンが少ない。
つまりカレーなどに入れても煮崩れしにくいんですって。まあ、そこまですることはないけれど科学=料理、おもしろいですね。

男爵とメークインの良い特徴をあわせ持った「ゴールド」という品種のジャガイモも
カレーにはおすすめ、私は鹿児島産のゴールドを使ってみました。

形はつるんとかわいい楕円形、包丁をいれるとメークインよりも固いです。
食感はメークインよりホクホクしていましたよ。
お店でみかけたら使ってみてくださいね。

ジャガイモ煮崩れ大歓迎の方向きのじゃがいも

ここまでずっと、煮崩れない方法を書いてきましたが、なかにはジャガイモがルーに溶けたカレーが好きという方もおられますね
煮溶けてOKの方は男爵系をどうぞ、なかでも煮崩れやすいのはキタアカリだそうですよ。

左の赤いジャガイモはアンデスレッド、中は黄色くてさつまいもみたい。ほくほくしてとても甘いです。
甘めのルーが好みの方、お店でみかけたら買ってみてくださいね。

アンデスレッド

最後にカレー、こぼれ話。
昔、子供が幼稚園のとき、バザーでカレーを作ったことがありました。
ほぼ出来上がった頃に、あるママが「じゃがいもが溶けたほうがおいしいよね」と言いつつ、鍋をグ~ルグル混ぜはじめて、マジ驚いた!

あの混ぜ方の勢いは忘れられない!
人の好みはそれぞれなんだなと、つくづく感じた出来事でした。