前回はスナック系だったので、今回はおかず系2品を作ります。
甘いさつまいもにパンチのある調味料をあわせることで「ご飯に合うおかず」に変身。
さつまいもの下ごしらえはレンジで時短。ササッと作れるので、あと一品というときにも助かります。
さつまいもの甘辛いため
さつまいもをおかずとしてご飯といっしょに食べるって、個人的にはハードル高いです。なので組み合わせたのがコチュジャン。甘辛ならご飯がすすみますね。
材料
さつまいも1本、豚肉150g、ししとう10本
しょうゆ 大さじ1、酒 大さじ1、みりん 大さじ1、コチュジャン 大さじ1/2、水大さじ3
サラダオイル少々、白煎りゴマ 少々(好みで砂糖を足してください)
作り方
①調味料と水をボウルに入れて混ぜておく。
②さつまいもは細長く切り水にさらしたあと、ラップで包んでレンジで2分加熱。
③豚肉はさつまいもより少し細めに切って、下味に軽く塩を振る。
④フライパンに油を熱し、豚肉をとししとうを炒める(豚バラ肉のときは油なしでOK)。
ほぼ火が通ったら、合わせた調味料をいれる。
⑤調味料が煮立ったら、さつまいもを入れて煮からめる。
⑥器に盛り、白ゴマを振る
あっちゃ~、ゴマを振り忘れて写真を撮り、食べはじめて気付いて振ったが時すでに遅し!
ゴマは香ばしくてアクセントになるので、ぜひ振ってくださいませ。指でひねるようにつぶしながら振ると香ばしさが増します。
今回使った豚肉は豚バラ焼肉用、肩ロースやロースでもOKですが脂があるほうがさつまいもに合うと思います。
ししとうがなければピーマンやパプリカピーマンでもOK。
コチュジャンがなければ味噌+砂糖+一味唐辛子で代用してください。
味噌を使うときは、醤油控えめで作ってくださいね。
さつまいもとキノコのバター醤油炒め
きのこはお好きなものでOK、今回は歯ごたえ重視でエリンギとまいたけを組み合わせました。
このままでも一品になりますが、肉料理の付け合せにも使えます。秋らしくて喜ばれるかも?
メインのおかずにしたいときは、(鶏肉嫌いなKeityが書くのもなんですが)鶏肉を加えてボリュームアップさせてもいいですね。
味がぼやけないように、鶏肉には塩・コショウで下味をつけるのをお忘れなく。
バター20gはけっこうコッテリなので、お好みで量を調節してください。
お子ちゃまはそのまま、大人用には粗挽きコショウをかけると風味が増します。
ご飯だけじゃなく、辛口の白ワインにも合うと思います。
材料
さつまいも1本、まいたけ1パック、エリンギ1パック
バター20g、しょうゆ大さじ1、みりん大さじ1/2、サラダオイル少々・塩少々
(こってり派はバター20g、あっさり派はバター15gで)
作り方
①さつまいもは甘辛炒めと同じように、細く切って水にさらした後レンジで2分加熱。
②まいたけは一口大に裂く。
③エリンギはさつまいもと同じくらいの太さに切る。
④フライパンにサラダオイルを熱し、エリンギ、まいたけの順に炒め塩少々を振る
⑤バターを入れて溶けたら、さつまいもを加えて軽く炒め醤油とみりんをまわしかけて絡める。
さつまいもは韓国でも人気
今回さつまいもに合うパンチのある調味料として、コチュジャンを選びました。
コチュジャンは韓国の調味料、韓国といえば・・・韓国の方もさつまいもが大好きだそうです。
日本と同じように焼き芋にしたり、蒸したり、おかゆにいれたり。なんと焼き芋にはキムチを添えて食べるんだって。
チャプチェに欠かせない韓国春雨、あの太めでグレーっぽい色の春雨の原料もさつまいもでんぷんです。
お菓子も人気、さつまいもチップスや干し芋、見たことないけどケーキもあるらしい、カフェにはさつまいもラテもある、韓国どんだけさつまいも好きやねん、ってかんじですね。
さつまいもラテは韓国の人気カフェHOLLYS COFFEEが発祥で大ヒットしたとのこと、今でもあるのかな?
二年くらい前には、主食をさつまいもに置き換える「コグマダイエット」が流行ったそうな、ビタミンも繊維も豊富だから良いかもね。
2012年秋の韓国旅行で訪れた、江南にある宮廷料理 宮宴(クンヨン)のコースでは、デザートの宮中茶菓子の中に芋羊羹風のお菓子がありました。
(韓国宮廷料理は唐辛子の辛い料理ではなく、それはそれは上品でキレイなお料理の数々、また機会があったら詳しくご紹介しますね)
一番下の黄色いのが芋羊羹風のお菓子、甘さ控えめでした(その他は餅菓子やパイのようなお菓子とりんご)。
1700年代半ばに日本から伝わったさつまいもは宮廷料理にも使われていたんですね、歴史や食文化って、本当におもしろい!
さつまいもは韓国語で「コグマ」と呼び「孝行芋」が語源だそうです。
コグマ=小熊のイメージで一発で覚えられるけど、熊とは関係ないんですね。
さつまいも→コチュジャン→韓国→さつまいも、と連想ゲームのように話が回っていきましたが・・・日本人も韓国人も大好きなさつまいも、さつまいも料理も今回で16品、すでに5記事となりました。
1箱分を食べきるさつまいも料理、まだ続きま~す。